行くぜ!最果てどこまでも!ローカル線の旅 岩手県&青森県

真冬の東北はハンパなかった!

たまには予定を立てずに気ままな旅もいい

東北の旅もいよいよ第3回、今回はローカル線に乗って特に予定も立てずに、行き当たりばったりで、北の果てまで行って見ようと旅に出ることにしました。たまにはこうした予定を立てずに気ままな旅もいいと思います。

ただ、ひとつだけ行きたいところがありました。

それは、「冬の白鳥を見てみたい」ということです。調べてみると青森県の下田というところに下田公園(別名:はくちょう公園)があり、冬になるとたくさんの白鳥が訪れ、美しい光景を魅せてくれるそうです。

それでは、とりあえず冬の白鳥を探しに、足の向くまま気の向くまま、のんびりと出かけてみることにしましょう!

2022年の冬、東北新幹線はやぶさ7号で10時28分、盛岡駅に到着しました。

ここからはいろんなローカル線に乗り、旅したいと思います。

まずはJR山田線に乗り、盛岡から宮古まで(所要時間2時間21分)かけて移動します。山田線は2024年で盛岡~宮古間開業90周年を迎えました。11時09発の山田線快速リアスに乗って出発です。

            

宮古線は本数も少なく、国道を運行するバスのほうが宮古に早く到着でき、また、山岳地域を通過するので動物などに接触して遅延が発生するため、乗客数がいちじるしく減少し、今後の経営も厳しく大変だと聞きました。

(写真のように車内はがらがらでした)

それでも車内からは季節によって紅葉や雪景色を楽しむことができる個性ある電車なので、これからもぜひ、残ってもらいたい路線だと思います。

山田線快速リアスは、停車駅が全部で7駅。注目すべきところは、途中の上米内駅から陸中川井駅までの間は、なんと、1時間26分間ノンストップです!

その時の車内アナウンス動画がこちら↓(47秒)

13時30分、遅れることなく宮古駅に到着しました。つぎに乗るのは、あの朝ドラ「あまちゃん」で一躍有名になった三陸鉄道リアス線です。

三陸鉄道リアス線は盛駅から久慈駅まで全長約163kmで、第3セクターとしては日本最長の路線です。東日本大震災では線路や駅舎が津波で被害を受け、壊滅状態となりました。しかし、震災のわずか5日後の3月16日から陸中野田駅~久慈駅間を運賃無料で運行を開始しました。

そして3年後の2014年4月には待望の全線開通。その後も2019年には台風で再び大きな被害を受け、7割の区間で不通となりましたが不屈の復旧工事後、2020年に全線運行再開を果たしました。

数々の困難を乗り越えてきた三陸鉄道のエピソードは、NHKの「新プロジェクトX」でも紹介されました。

出発は13時54分。まだ時間があったので宮古駅にある「さんてつや」で、三陸鉄道ワンカップ酒とハイボールにおつまみを買って車内で飲みます。

 

車窓からは、トンネルの合間に雪が舞う三陸海岸が見えたり、「大沢橋梁(左写真)」(朝ドラ「あまちゃん」のあの名シーン、東京に向かうアキや春子を夏ばっぱが旗を振り見送った場所)では、写真撮影できるようにスピードを落としてくれます。

また、防波堤が高くされてずっと海岸線に続いており、陸地も家もほとんどなく、空地がまだまだたくさんあって、つくづく津波の被害の甚大さを実感します。

 

そうこうしているうちに、15時31分、久慈駅に到着。

 

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