旅に行く前に情報を収集してから出かけよう!
まだ見たことがなかった、広島の宮島、京都の天橋立とともに日本三景のひとつといわれている宮城県仙台の松島に行って見ようと、2022年冬に出かけてみました。
東北新幹線やまびこ135号で13時04分、無事、仙台駅に到着。
仙台市の人口は109万人余り(2024年1月現在)
東北地方最大都市です。
仙台駅はとてつもなく大きく、行き交う人も多くて迷子になるほどです。
仙台駅にはお寿司屋さんが並んでいる「すし通り」があり、中には下記のような立ち食いのお寿司屋さんもありました。他に「牛たん通り」もあります。
相方が、「すし通り」の突き当りにあるトイレを探しだして入り、出てくるのを私が1人で待っていると、いきなり女性から声をかけられました。
「写真ですよね。いいですよ!お撮りしますよ!」と言われ、「伊達政宗バックに撮るんですよね!」「?(私)」最初、何のことかわからなかったのですが、後ろを振り返るとトイレの入り口の向かい側に、馬に乗った伊達政宗の像があり、その前で誰かシャッターを押してくれる人を、私が探して待っているのだと勘違いされていました。
よく話を聞いてみると、仙台城(青葉城)跡にある有名な伊達政宗公騎馬像が現在、修理中で見られないから、代わりにこの像の前で写真を撮る人だと思っていたそうです。
でも、せっかくなので、お言葉に甘え、トイレから出てきた相方と一緒に写真を撮って頂きました。
その写真がこちらです。↓
今回、青葉城跡を観光して、伊達政宗の像は見てみたいと予定していたのですが、2022年3月の地震で破損、7月から8ヶ月間かけて東京の工房で修復作業が行われているそうで、今は見られないとのこと。(その後、2023年3月に修理が完成して仙台城跡にもどっています。)
そのことは、恥ずかしながら全く知りませんでした。
なので、あらかじめ観光するところの情報は調べておいた方がいいです。
それにしても、仙台の皆さんは本当に親切で、心優しい人が大勢いらっしゃるのだと実感した出会いでした。
さて、これからいよいよ松島へ向かいます。この仙台駅から仙石線に乗り換えて約40分の松島海岸駅で下車します。
仙石線は仙台駅のひとつ手前の、あおば通り駅から終点石巻駅までの全31駅を結ぶ県内の主要路線です。
私が乗った時も通勤通学のサラリーマンや学生さん達が乗車していました。
でも仙石線は、あの東日本大震災の津波で、松島湾を取り囲む7駅は駅舎や線路、列車が流される大変な被害を受ました。
その後、復旧するまでの4年2ヶ月の間この区間は運休だったそうです。
(下路線図)(参照:YaHoo! ニュースより)
2015年には復旧し全線開通しました。それまでは、松島海岸駅から先には行けなかったんですね。
その仙石線のラッピング車両に「仙石線マンガッタンライナー」があります。
車両には石巻で少年時代を過ごした漫画家、石ノ森章太郎先生のキャラクター達「サイボーグ009」や「仮面ライダー」「佐武と市捕物控」が描かれています。
私達もラッキーなことに、この「マンガッタンライナー」乗る事が出来ました!
私もサイボーグ009は昔から大好きなので、これに乗る時はテンションが上がり、写真撮りまくりました!
窓から景色を見ていると、だんだんと海が近くに見えてきました。
そうこうしているうちに松島海岸駅に到着。
松島海岸駅には、本日宿泊するお宿「ホテル絶景の館」の送迎車に乗せてもらい、約10分程でホテルに到着です。
ホテルの外観は見ての通り、普通のマンションのようですが、部屋の窓からはその名の通り、絶景の宿でした。
↑部屋のベランダからの絶景です!
地の食材は本場に行って本物を食べるべし!
このあと行きたい場所がありましたので、早速、ホテルに荷物を預けて移動しました。
行きたかった場所は「松島名物 かき小屋」です!ホテルからタクシーで10分弱くらいで到着します。
松島にはいくつかの牡蠣が食べられるお店がありますが、私達が行ったお店は、港のすぐそばにある「かきの里」という漁協直営店のお店です。
ここの牡蠣は、炭火で網の上で焼いて食べる「焼き牡蠣」方式です。通常は、制限時間で食べ放題、蒸して食べるところが多いと思いますが、私達はシニア世代なので、それほど食べられないと思いこちらを選びました。
牡蠣15個か10個にホタテが2個ついたセットがあるので、10個セットの方を注文しました。
漁連の店員さんに、もう食べてもいい状態や殻の開け方などを手取り足取り教えてもらいながら、焼き牡蠣に初挑戦です。
ところが、これがなかなか難しく、殻を開けるのも四苦八苦。
おまけに焼いている途中、中の殻が爆発して、そのたびに白い粉が舞い上がって大苦戦しました。
大爆発したときの動画がこちら↓
そろそろ焼けてきて食べごろになったようなので、早速、頂いてみました。
牡蠣は肉厚で鮮度ばつぐん、味もプリプリで濃厚、とってもジューシー!さすが海のミルクと呼ばれるだけあって大変に美味しかったです。
ホタテもサイズが大きくてこれもまた美味!
私の家の近くでも、松島から取り寄せた牡蠣を出しているお店がありますが、正直いって段違いです。
やはり、地の食材は本場に行って本物を食べるべしだとあらためて思いました。
食後に、漁連の方といろいろお話させて頂いたのですが、東日本大震災の時は、津波がこの小屋の中を通過して、反対側の防波堤まで到達したそうです。
でも、幸いなことに予想に反して、ある程度被害が大きくならずにすんだそうです。
さて、そのあとはホテル絶景の宿にもどり、温泉に入ることにしました。
松島温泉の泉質はアルカリ性単純温泉 低張性アルカリ性高温泉で、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病等に効果があります。
絶景の宿の大浴場と露天風呂からも松島の島々がよく見えます。この日も松島の夕日がよく見えました。
風呂上りは、楽しみの夕食です。夕食と朝食は、お部屋で頂きます。
料理が余りよく映せてなかったので、お品書きを入れておきます。
料理を運んで頂いた仲居さん達は、大変気さくで、仙台なまりがあり明るくて、こちらも楽しくなりました。
と、言うわけで一日目は早めに就寝しました。
明日は、松島湾一周観光船に乗り、福浦橋を歩いた後、再び仙台にもどり仙台城(青葉城)跡に行く予定ですが、その途中、思わぬ出会いにびっくり!
お楽しみに!
後編に続く