大露天風呂は、混浴初体験でも意外と大丈夫!
無事到着して、これから鶴の湯の事務所に行ってチェックインをします。事務所は、江戸時代からある歴史的な建物の本陣の間と三号館の間を通りぬけた左側にあります。
事務所の受付玄関には、日本秘湯を守る会の提灯と鶴の湯の暖簾がかかっていて、山小屋風でなかなか風情があります。
外の温泉ですが、まず、事務所の前にある橋を渡った先に内風呂の白湯と黒湯(男女別)があります。
内湯
黒湯の左側には、女性専用の露天風呂があります。
一号館の玄関と事務所は中で繋がっています。一号館には内湯もあります。
鶴の湯の見取り図(鶴の湯HPより)
そして、橋を渡り右の奥に中の湯(内湯男女別)があり、この中の湯から、鶴の湯で一番有名な大混浴露天風呂に入ることが出来ます。
大露天風呂に入るには、中の湯にまず入り、そこから扉を開けて、大露天へ向かうのですが、真冬はまず中の湯で温まってから移動した方が良いです。
そして、いよいよ混浴露天風呂へ、バスタオルを巻くのは禁止ですが、女性側の入り口には岩に囲まれて隠れた通路があります。
そこから少しずつ岩陰に隠れながら入り体を沈めると、首から下は自分でも見えないくらいの濁り湯なので、そのまま広いところに進んでいけば、もう安心です。
どうしても勇気が出ない場合は、少し夕暮れになってから入れば相手の顔も湯気でよく見えないので、恥ずかしくありません。(向こうからも見えませんし。)
開放感は抜群なのでぜひ、挑戦してみてください。
私が入った時も、何人かの男女のグループの皆さんと、仲良くなり、いろいろとおしゃべり出来ました。
大露天は、場所によってお湯の温度に差があって、入口近くより、奥の方が温かかったです。
奥の場所では、ブクブクと源泉の泡がお尻の下から上がってきて、温泉効果をさらに実感することができました。
大露天混浴風呂
夜になると気温急降下、凍結に注意!
私達が泊まったのは、新本陣の建物の一番奥で長い廊下の突き当りが、新本陣5の間の部屋です。
部屋には囲炉裏の間と床の間があり、ファンヒーターもあり、なかなか静かで落ち着ける部屋でした。
部屋の様子の動画はこちらです。(50秒)
私が一番気に入ったのは、一号館から2階に上がったところにある貸切風呂(内湯)です。
貸切風呂は2つあり、こちらは宿泊者専用で、空いていれば「使用中」の札をかけていつでも何度でも入ることができます。
部屋から近かったので、何度も入りに行きました。
なお、廊下の途中にはストーブがある休憩室があるので、相方と待ち合うことができます。
乳頭温泉郷の冬は、日中でも氷点下になることが多く、日が暮れると、気温が急降下し、タオルが凍るほどの寒さとなります。
なので、夜は極力外にでないほうが賢明です。また、足元も凍結して下記の写真のように外階段も雪が積もり凍ってます。
どうしても外に出るときは、防寒対策をしっかりして、足元も滑りにくいブーツを用意しましょう。なお、玄関には常時、宿の長靴が用意されています。
夜の本陣前の動画です。(35秒)
夜6時から待ちに待った夕食です。夕食は囲炉裏の間で頂きます。
料理は、品数豊富で、山菜やそば、きのこ類のホイル焼き、また、囲炉裏では名物の「山の芋鍋」、炭火で焼いた「岩魚の塩焼き」などで、「地酒秀よし」と「秘湯ビール」で乾杯しました!
夕食の動画はこちらです。(46秒)
夜も外は大変に静かで、旅の疲れもとれ、ぐっすりと寝ることができました。
翌朝、朝風呂でしっかり温まって、6時から一号館一階の大広間で朝食です。
朝食は、下記の写真の通り、とれたての山菜が美味しく身体に良さそうな内容で、お膳で頂きます。
朝8時40分。帰り支度を終えて、いよいよ鶴の湯ともお別れです。
鶴の湯、最高でした!ありがとうございました!
お別れの動画です。(ショート動画17秒)
そして、田沢湖駅にもどり、帰りはこまち16号で、10時14分発の東京行きに乗り帰ります!
こまちがホームに入るときには、秋田民謡「生保内節」が流れてきます。
ホームの動画はこちらです。(42秒)
旅のまとめ
「乳頭温泉郷 鶴の湯の旅」いかがでしたでしょうか?
新幹線こまちが止まりそうになったときには、どうしようかと思いましたが、何とか無事に旅を続けることが出来ました。
旅には、こういった何かしら予期せぬハプニングがつきものです。
トラベルは別名トラブルとも言うそうです。
私達シニア世代の人生と同じで、たとえ途中でどんなアクシデントがあったとしても、それも旅のエピソードの一つととらえて、楽しみに変えながら、これからも旅を続けて参りましょう!
秋田県には、乳頭温泉郷以外にも角館の桜、男鹿半島のなまはげ、横手の雪まつり、大曲の花火などなど、まだまだ魅力がいっぱいです。
ぜひ、つぎは暖かい季節に訪れたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!
次回は東北シリーズの第2回目「宮城県 仙台松島の旅」をリポートします!
どうぞ、お楽しみに!