2023年4月にまだ行ったことがなかった四国へ初めて行ってみようと思い、5泊6日で旅に出かけました。今回の旅は飛行機でいっきに四国上陸しようと4月末日、羽田空港に向かいました。
出発は、ANA533便で午前9時40分。羽田から香川県の高松空港に向かいます。久々のフライトでした。飛行機に初搭乗したのは2000年12月で、今回が人生で2度目です。
もう20年以上乗ってませんでしたので、心配なので早めに余裕を持って空港に到着したつもりだったのですが、空港も前来た時より新しくなり広くなって、と~~~ても迷いました。
おまけに、直前になって「搭乗口が46搭乗口に変更になりました」なんてメールが届き、もう、どこへ行けばいいのかわからず、出発時間がどんどん近づいてきて焦りまくり、半分パニック状態になって「46搭乗口ってどこだ~!どこなんだよ~!」と叫びながら、きょろきょろして探していたところ、近くを通りかかったCAさんが「どうかなさいましたか~?」と、声をかけて下さり、事情を話して教えて頂くことに。
その親切なCAさんは、道案内で一緒についてきてくれて、近道を通り搭乗口まで連れて行って下さいました。おかげで何とかぎりぎり間に合うことができました。助かりました!ありがとうございました!
でももし、わからないことがあったら、さっさとインフォメーションセンターを訪ねてみるといいですね。
何かあったら、まず、いったん落ち着きましょう!(自分に言ってます(;^_^A)
どうも何故かいつも最初はハプニングから始まります・・・(;^_^A
と、いうわけで・・
空港には搭乗時間前に余裕を持って到着しましょう!
空港には出発時間より国内線では1時間前、国際線では2時間前までには遅くても到着するようにしましょう。また、LCCの場合は、チェックインカウンターや搭乗口が遠かったりするため、それよりもさらに1時間早めに到着したほうがいいでしょう。繁忙期はさらに混雑しますので、オンラインチェックインも活用(とても便利でらくちんです)するといいでしょう。
羽田空港は雨模様、滑走路も濡れています。
飛行機に乗るのは久しぶりです。正直、飛行機は苦手です。何がいやかというと離陸直前に行う、あのモニター画面から早口でまくし立てるような「緊急時の対応アナウンス注意事項」です。
あれだけは何回乗っても慣れません。離陸直前、滑走路に入って加速しはじめてから「さあ、ここから先はこの通りにしないと命の保証はしねえからな。覚悟しとけよ。」的な映像を見せられて、「そんなに危険だったら、やっぱり降ります!ここで降ろしてください!」っていつも思ってしまいます。こんな風に考えているのは私だけでしょうか?皆さんは大丈夫ですか?
とか何とか言っているうちに、午前11時に無事高松空港に到着しました。
高松空港に到着したら雨はあがってました。これから天気がよくなりますように。
今日はこれから高松港へ移動して、そこから高速船に乗り小豆島へ向かいます。小豆島は「寒霞渓(かんかけい)」という絶景があり、また映画「二十四の瞳映画村」のロケ地や、時間があれば「オリーブ公園」にも行ってみたいと思っています。
小豆島に行くには、まず高松空港からJR高松駅まで「ことでん高松空港リムジンバス」で約40分かけて移動します。料金は大人1000円です。高松駅から高松港までは徒歩で7分です。
高松港に到着。ここから13時発の小豆島フェリー高速船に乗り、わずか35分で小豆島に到着です。
そして、船が出発。高速船なので、結構波で揺れますがあっという間に到着した感じです。
小豆島の土庄港に到着。小豆島、初上陸です。なお、小豆島は高松港からだけではなく、新岡山と姫路からも船が出ています。姫路からのルートは福田港になります。
相方が両手をあげながら船から降りてきます(あんた、大統領か!)
小豆島のレンタカーは早めに予約しましょう
さて、ここからは前もって予約していたレンタカーで移動します。小豆島には路線バスはありますが、本数が少なかったり、乗り換えとなることもあるので、あらかじめレンタカーを予約しておきました。なお、レンタカー会社も少なく、繁忙期は品薄になってしまうので、利用する場合は早めに予約しましょう。私も一か月前に電話して探しましたが、すでに希望の車種は予約で埋まっていました。ご注意ください。
天気も曇りがちで、いまひとつでしたので寒霞渓より先に「二十四の瞳映画村」に行ってみることにしました。土庄港から車で約45分です。意外と遠く感じました。
映画村、到着しました。「二十四の瞳」映画村は、映画村+岬の分教場セット入場料ですが、大人1160円(7/21~11/30)、1040円(3/15~7/20)、950円(12/1~3/14)と、季節によって値段が違います。
入口の門をくぐると広場があり、右に小豆島産オリーブ販売している西村ファーム、「二十四の瞳」の原作者壺井栄文学館や手前にオフィシャルショップのチリリン屋、左に海洋堂のフィギア、アンティークギャラリーとお土産屋の大正屋などがならんでいます。
海水魚が泳いでいる川にそって奥に進み、橋を渡って鳥居の先が「二十四の瞳」天満宮。その隣に「二十四の瞳」を上映しているギャラリー松竹座があります。
「二十四の瞳」は、1954年に木下惠介監督(脚本も)の名作です。上映時間2時間42分です。
菜の花に囲まれた「二十四の瞳像(せんせ あそぼ)」のその先を進むと、
播磨灘が見えてきました!透きとおっていて静かな汐江海岸です。展望台もあります。
そして、その海を目の前にしているこの建物が、前から行ってみたかった岬の分教場苗羽小学校 田浦分校(撮影用セット)です。
中に入ると、当時のままの教室のセットがあります。映画のシーンが目に浮かんできますね。
教室の窓から島や船を眺められて、最高のロケーションですね。こんなに景色がよかったら、外ばっかりみてしまい、私だったらとても勉強に集中できません。
教壇の机の上には登場する生徒の名前が書いてある出席簿が置いてありました。おもわず、先生のまねして「出欠を取ります。竹下竹一君~」「は~い」やってみました。
「二十四の瞳」は、木下惠介監督、高峰秀子主演、原作は壺井栄。戦争がもたらす苦難と悲劇、日本を襲う貧困に運命をほんろうされる中、女性教師と生徒達の師弟愛、人間愛が描かれる感動作です。1954年「キネマ旬報ベスト・テン」で第1位を受賞(黒澤明「七人の侍は第3位」だった)されています。
「二十四の瞳」は以前鑑賞させて頂きましたが、監督の言葉に「つつましく生きる庶民の情感を映像を通して描いてきた」とあるように、作品には、戦闘のシーンなどは一切ないにも関わらず、戦争の恐ろしさ悲惨さを、一庶民の目線から見事に描いていて、反戦メッセージがとてもこもった名作です。
白黒で昔の映画なのでデジタルマスター版があればもう一度鑑賞してみたいです。もう、大号泣すること間違いなしです。
木下監督展では、他の作品も紹介されています。
さて、「二十四の瞳映画村」の次は、時間があればセットではない本当の岬の分教場(ここから車で2分、徒歩10分)や、オリーブ公園近くのオリーブビーチ(ここから渡し舟で片道10分有料往復大人1000円)にも行きたかったですが、日が暮れる前に寒霞渓に向かいます。
移動中、道路沿いに醤油蔵がある道を通ります。小豆島は、オリーブ油とともに木桶仕込みの製法で作るお醤油も有名です。
寒霞渓ロープウェイ乗り場を目指します。
そして、ロープウェイ乗り場に到着。
まだ大型連休前だったので、下りのロープウェイには一人も乗っていませんね。
ロープウェイからの絶景を動画でどうぞ↓(60秒)
山頂からの絶景です。天気もだんだんよくなってきました。新緑が美しいですね。
展望台から双眼鏡で覗いてみたら、左側に淡路島と鳴門大橋を確認出来ました。
もっとクリアに晴れていたら、下の写真の名所が全部見えるようです。
山頂にある寒霞渓の碑で、一応ここまで来た証拠写真を撮りました。
ここは、ロープウェイ降り場山頂にある通称「一億円のトイレ」です。1990年に当時、竹下内閣時代「ふるさと創生事業」で出来たと言われています。入ってみましたが、なかなか綺麗で立派なつくりです。
当時としてはめずらしい冷暖房完備、ウォシュレットなど整備されています。
さぁ、寒霞渓も堪能したので下に降りて、再び土庄港までもどります。そして、レンタカーを返したら今晩お世話になるホテルの送迎車に迎えに来てもらいます。
本当は小豆島から弁天島~中余島まで歩いて渡ることができる「エンジェルロード」に行ってみたかったのですが、潮の満ち引きの時間帯によっては渡ることが出来ません。残念ながら、この日のエンジェルロード出現タイムには時間的に無理でしたので、またの機会にしました。
なので、行かれる場合は、エンジェルロード出現時間(潮見表)や駐車場やアクセス方法がわかる、こちらの小豆島観光スポットをご覧ください。もし、エンジェルロードを渡る予定でしたら、事前に潮見表で出現時間帯を調べておいたほうがいいですね。
宿の送迎車に迎えにきてもらって、今日宿泊する「ホテルニュー海風」に到着しました。こちらのホテルは、ネットで予約しましたが、最初は今どき、ひと昔前のホームページ(テキストサイトや目がチカチカするアニメーションGIFでした。今は上記リンクに変わってかっこよくなってます。)で、ちょっと心配でしたが、温泉もあるし、料理も美味しそうでしたので予約しました。
まずは、汗もかいたので温泉に行きます。大浴場の貸切りも無料でした。温泉は少しぬるめでしたが、長時間入りたくなるいいお湯です。
そして、お待ちかねの夕食です。大広間でお膳で頂きます。小豆島で取れた新鮮な野菜、海の幸や小豆島産の素麺もでてきて美味しかったです。
女将さんがみずから配膳してくださり、そのあと私達に付きっきりで小豆島について、小豆島の形は牛の形であることや、小豆島では良質な花崗岩がとれ大阪城の石垣になっていること。小豆島の素麺には純正ごま油が入っているので少し黄色なこと。などなど盛り上がってしまい話が止まりません!
もう、こちらの女将さんは、本当に小豆島愛と情熱に包まれています!
色々と教えて頂き、ありがとうございました!
また、小豆島を舞台にした作品の中で、映画「二十四の瞳」や「八日目の蝉」は名作で知っていましたが、知らなかったのは、アニメで「からかい上手の高木さん」っていうのがあって、もう見ましたか?と聞かれ「すみません、勉強不足でまだです。」ということで、部屋にもどったときに、早速、動画配信で見てみました。
内容は、中学の同級生の男の子西方君とおませな女の子の高木さん2人の青春ラブコメです。なかなか面白かったです。
アニメの映画版や、大人になった主人公のその後を描いた実写版映画(主演、永野芽郁と高橋文哉)もできました。
アニメを見た多くのファンが、聖地巡礼で小豆島に来られるそうです。
翌朝起きてカーテンを開けて部屋の窓から外を眺めてみると、遠くにはエンジェルロードの島々が見えて、寒霞渓方面から素晴らしい朝日が昇ってきました。今日は雲一つない晴天となりました!
朝食も女将さんが運んでくださり、品数多くてどれも美味しく頂きました。ごちそうさまでした。
さて、今日は土庄港から小豆島に別れをつげ、フェリーで高松港にもどり、高松駅からは徳島県にむかっての電車旅となります。
おっ、「からかい上手の高木さん」これか~!来るときは、全然気づきませんでした。すみません(;^_^A、
土庄港にも「二十四の瞳」像がありました。皆さん、また会いましょう!さようなら~
帰りの船は、こちらの小豆島のゆるキャラ「ミモザのりくちゃん」デザインの船です。
そして、小豆島ともお別れです。ありがとう小豆島!
船出して高松港へ向かうときの映像です。↓(50秒)
船から瀬戸内海の島々の景色が、春霞にぼんやりとかすんでみえてとても幻想的です。
無事、高松港にもどり、再びリムジンバスで高松駅前までもどってきました。高松駅の顔はスマイルマークでかわいいですね。こちらまで笑顔になります。
高松駅では、うどん県の香川なのにうどんを食べそこなったので、お土産に「乾燥うどん」を買いました。美味しかったです。今度来たときは、出来立ての生うどんを食べます!
高松駅前のターミナル広場にいたハト達もお腹を地面につけていて面白いかっこうをしていました。理由は、羽を温めて乾かしたり、身体に着いた虫を追い出しているからだそうです。
JR高松駅のホームまで来ました。反対側ホームに「マリンライナー」が停車していました。マリンライナーは本州の岡山駅から高松駅までを瀬戸大橋を渡ってくる快速列車です。一度は乗ってみたいです。
さて、ここからは9時42分発、松山行きの「いしづち5号」に乗って鉄道旅の始まりです。つぎの目的地の香川県の多度津駅に向かいます。
「いしづち5号」は、8号車のグリーン車に乗車します。今回の旅は、お得に四国一周をグリーン車でまわることが出来るチケット「四国グリーン紀行」を利用しました。チケットの取り方や詳しい内容については、次回、徳島県編でお知らせします。
そして、10時14分、無事「多度津駅」に到着。
さて、ここまでは予讃線で移動してきましたが、ここから先は土讃線に乗り換えて、徳島県の大歩危駅に向かいます。なので、香川県編はここまでとなります。次回は、いよい徳島県に入ります!
ここから先も、波乱万丈の旅となる予感が・・・(;^_^A ど、どうぞ、お楽しみに!