行くぜ!最果てどこまでも!ローカル線の旅《後編》青森県

三陸鉄道から久慈駅で八戸線に乗り換えました。

「行くぜ!最果て どこまでも!ローカル線の旅」の後編は、いよいよ青森県からのスタートです。

 

 

八戸線は三陸鉄道と同じように、三陸海岸沿いに走るので、本来、昼の時間だったら、窓から海の景色が良く見えたはずですが、ほのかに遠く漁火らしき明かりが見える程度で、延々続く真っ暗な車窓は、何となく物悲しさを感じさせます。

 

18時33分、無事「本八戸駅」に到着しました。

駅前の通りは街灯も少なく、人通りもあまり多くはありません。

ここからタクシーを拾って、10分弱で本日宿泊するビジネスホテル「スーパーホテル八戸天然温泉」に向かいます。近くにもうひとつスーパーホテル八戸長横町もあります。

スーパーホテルは全国にあるビジネスホテルです。コスパもよく、天然温泉(ないところもあります)が温まり、いつも利用しています。

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たまには夕食を外食にしてもいい

ホテルの天然温泉でさっぱりしたので、早速、本八戸の夜の街に出かけて見ます。ところで、今回はビジネスホテルだったので、夕食をホテル周辺で外食することにしました。

もし、宿泊地周辺に外食できるお店があるなら、夕食は外食にするのもいいですね。その地元にしかない名物料理や、初めて出会う地の食材をつかった料理など、そこに行かなくては食べられないので、外食することは新しい経験となります。

八戸市には屋台が立ち並ぶ横丁文化があります。もともとは屋敷町だったところにマーケットや市場、映画館などができ、周辺の飲食街が発展してきました。

八戸は港町でもあり、漁師さん達が通えるようにと居酒屋がいくつもでき、やがて8つの横丁(みろく横丁・花小路・長横町れんさ街・たぬき小路・ハーモニカ横町・五番街・八戸昭和通り・ロー丁れんさ街)となりしました。

どの横丁も昭和レトロな雰囲気で、演歌のセット舞台になりそうな趣があります。

ホテルがそんな横丁のすぐそばだったので、これは新鮮な魚介類を食よう!と、まずは近くにあったお寿司屋さん「菊寿司」へ入りました。菊寿司はのロー丁れんさ街の一角である鷹匠小路にあります。

ちなみに「ロー丁(ろーちょう)」とは藩政時代に一時期牢屋があった横丁が名前の由来だそうです。

食べログの口コミを見て、よさそうだったので、行って見ました。

店内はこじんまりとした感じで、カウンターと奥に座敷があり、こちらに移動しました。

さっそく、日本酒の熱燗とにぎり(たしか、本日のお勧め9貫の値段は2000円くらいでした)を注文。

さすが港町、食べてみると、どのネタも鮮度抜群!

また、追加でたのんだ、お勧めの「タラの白子の天ぷらはとってもクリーミーで絶品です!初めての味でした!

値段も大変に良心的ですし、ぜひ、また再訪したいお店です。

すっかり、ほろ酔い気分となり店を出て、もう一軒行ってみることに。

つぎに入ったお店は、同じく鷹匠小路にある「炭火焼・海ごはん サカナヨロコブ」というお店です。こちらのお店は漁師さん直営で、まさに釣り上げたばかりの新鮮な魚介類を、刺身や炭火焼にして食べさせて頂けるお店です。

 

こちらのお店は写真にもありますように、注文したら、目の前で炭火で焼いてくれます。「奇跡のスーパー鰯塩焼き(写真)」価格¥699は本当に大きくて一匹でも食べごたえがあります。

しかも、どのメニューも大変にリーズナブルな値段で、この当時、4桁をこえる品はほとんどありませんでした。八戸のサカナは本当にうまくて安かった!大満足でした!

店を出て、若かったら本来なら「つぎ行ってみよう!(いかりや長介か!)」と、いうところですが、最近、血糖値も高くなり、血圧も高くなってしまったお年頃シニアの私達は、ここは調子こかずに無理をせずホテルに帰ることにしました。(涙)

遠くからストリートミュージシャンの歌声が聞こえてきます。

明日はいよいよ白鳥がいる下田公園へと向かいます!

翌朝、ホテルで朝食バイキングを食べ、タクシーで本八戸駅にもどってきました。本八戸駅のホームは昨日降り積もった雪で真っ白になっていました。

ここから八戸駅に向かい、八戸駅からは青森駅行きの第3セクター「青い森鉄道」に乗って、二つ目の駅「下田駅」に向かいます。「青い森鉄道」はもとはJR東北本線で、県境に近い目時から青森までと、東北新幹線の延伸に伴い経営分離され、平成22年からは目時~八戸~青森間が開通しました。(路線図写真参照)

青い森鉄道に描かれているキャラクター「モーリー」がかわいいです。

八戸から青い森鉄道に乗って、わずか10分、10時19分下田駅に到着しました。

ちなみに降りずにこのまま乗っていけば、青森駅まで行けます。

ここから下田公園の行き方がよくわからなかったので、キップ売り場の駅員さんに聞いてみると、親切に教えて下さいました。

聞くと、歩いて行くと20分以上かかるので、タクシーを呼んだほうが早いとのこと。なので、ここからはタクシーで公園まで移動します。

移動すること約10分弱で、ついに白鳥の飛来地下田公園に到着しました。

はたして、冬の白鳥はいるのか?

いました!白鳥です!カメラ目線です!

ほかにカモ達もいて、みんな餌が欲しそうにこちらに近づいてきます。

でも、餌をもっていないことがわかると、「けっ!餌持っていねえなら、フン!あっちへ行きやがれ!」とでもいいたげに、一斉に向こうに移動します。

ちかくの小屋でおじさんが餌のパンを売っていたので、購入してもどってみると、とたんにまた近くに集合してきます。まったく現金な鳥たちです。

その時の動画はこちら↓(13秒)

さて、冬の白鳥とたわむれることもできたので、ふたたび下田駅にもどってきました。

下田駅のホームには、青い森鉄道と、はるばる下北半島を渡って来た八戸行き大湊線も入ってきます。

私達が八戸に帰るとき、ちょうど11時48分八戸行き大湊線「快速しもきた」動画(36秒)入ってきました。

下北半島の風雪に耐えてきた、たくましい顔の「快速しもきた」に乗ります。

11時58分、ふたたび八戸駅にもどってきました。

これから12時16分発「はやぶさ22号」で東京へ帰ります!

旅のまとめ

いかがでしたか?今回の旅は、ローカル線に乗って最果てまで行けるところまで行くはずの旅でしたが、白鳥には会えましたが、時間がなくなってしまい、残念ながら今一つ「東北の最果て」といえるところまでには行けませんでした。

なので、次回は「リベンジ!東北最果て!津軽の雪は凄かった!青森県」をお届けします!どうぞ、お楽しみに!


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この記事を書いている人

32年間の自営業を退職後、がん手術で入院。再び元気を取り戻してから、只今、気ままに各地を漫遊中。
《趣味》なんちゃって山歩き、乗り鉄初心者、自宅カラオケ。
《好きな物》クラフト地ビール、ドラクエシリーズ。
《特技》イラスト書き。
1959年生まれのアクティブシニア  神奈川県在住

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